活動情報
- Activity Info -

トップページ

豆乳レシピ甲子園

審査会報告

「第3回豆乳レシピ甲子園」審査会報告

「第3回豆乳レシピ甲子園」審査会報告

2016 10/7

応募期間:2016年7月12日~2016年9月12日

開催日時:2016年10月7日(金)14時

場所:KUMIクッキングスタジオ

  • 出席者:日本豆乳協会 事務局長 吉澤兄一
  • (株)VAインターナショナル 代表取締役社長 西本廣美
  • 同 企画部 部長 コンサルタント 田中恵
  • 同 アカウント コーディネーター 宮川みどり
  • 企画・編集 安藤有公子
  • (株)クックアンドライフ社 営業企画グループ 深町敏徳

審査委員長・料理再現:今泉久美
料理研究家で栄養士・女子栄養大学栄養クリニック特別講師。
女子栄養大学を卒業後、食品メーカー勤務、料理研究家のアシスタントを経て独立。身近な食材で手軽に作れて栄養バランスのよい料理をモットーに、子供からシニア世代まで、どんな世代にも食べやすいレシピを提案し、書籍、雑誌、テレビ、講演会等で幅広く活躍中。女子栄養大学栄養クリニックでは、ヘルシーダイエットコースの料理指導のほか、毎回提供される昼食のプロデュース、調理も担当。

郷土料理部門

    • 最優秀賞

      けんちょう豆乳スープ麺

      山口県 岩本望玖様
      (山口県立厚狭高等学校)

      レシピはこちら
    • 優秀賞

      ごどうふ

      福島県 遠藤真由様
      (郡山女子大学附属高等学校)

      レシピはこちら
    • 優秀賞

      豆畑のカレーおやき

      長野県 髙野歩有様
      (長野県屋代高等学校)

      レシピはこちら
    • 優秀賞

      ちゃんぽん風皿うどん

      長崎県 竹内千尋様
      (長崎県立大村高等学校)

      レシピはこちら

審査委員長講評
最優秀賞の「けんちょう豆乳スープ麺」は、豆腐と野菜を炒め煮にする山口県の郷土料理「けんちょう」と豆乳を組み合わせ、麺料理に活用したアイディアが評価されました。応募作では、下関の特産品の「ヤーコン麺」を使用していますが、細めのうどんや中華麺もよく合います。野菜の量をもう少しふやすと、よりヘルシーな一品に。豆乳スープを加えてからさっと煮ると、野菜がやわらかく、食べやすくなります。みりん、酒は1人分あたり小さじ1/2程度使うと味のバランスがよいでしょう。
優秀賞の「ごどうふ」は長崎県の郷土料理で、ごま豆腐よりあっさりした味わいですが、豆乳のうまみと甘みをストレートに味わえます。流し缶に材料を流し入れたあと、上にラップを張り付けると変色や乾燥を防げます。あんのかわりに、生じょうゆをかけるだけでも、わさびとよく合い、より手軽に食べられます。
「豆畑のカレーおやき」は、長野のおなじみの郷土料理ですが、皮にも具にも豆乳を使っています。具におからを加えるのは、豆乳を適度に吸って具全体のまとまりがよくなるので、ヘルシーなのはもちろん、作りやすさの点でもよいアイディアです。皮をすいとん粉で作ると、モチモチした食感が楽しめますが、手に入らない場合は小麦粉で代用しても。具はひき肉の脂だけで炒めていますが、脂身の少ないひき肉を使う場合は、サラダ油小さじ2を熱して炒めるとよいでしょう。
「ちゃんぽん風皿うどん」は、長崎だけでなく全国でも人気のメニューですが、豆乳をとり入れたあんはまろやかな仕上がりで、いろいろな具のうまみのよいまとめ役になっています。長崎では赤と緑色のかまぼこがよく使われますが、ちくわやさつま揚げなど好みの練り物を使っても、おいしく作れます。ピーマンなど緑黄色野菜をもう少し加えると、さらに栄養バランスがよくなります。ペースト状の「中華の素」は商品によって味、塩分に差があるので、ほかの調味料とまぜずに、味を確かめてから好みの量を加えるとよいでしょう。

おかず部門

    • 最優秀賞

      ひんやり豆乳味噌スープの冷製パスタ

      兵庫県 石井真衣花様
      (兵庫県立社高等学校)

      レシピはこちら
    • 優秀賞

      ソイポテト

      埼玉県 山口琴巳様
      (細田学園高等学校)

      レシピはこちら
    • 優秀賞

      あじさい揚げ

      長崎県 吉原恵瑠様
      (長崎県立大村高等学校)

      レシピはこちら
    • 優秀賞

      豆乳カレースープ

      北海道 山田珠央様
      (清尚学院高等学校)

      レシピはこちら

審査委員長講評
最優秀賞の「ひんやり豆乳味噌スープの冷製パスタ」は、スープが材料をまぜ合わせるだけで簡単に作れ、豆乳と調味料とのバランスもよい点が評価されました。ごまの香ばしさがよいアクセントになっており、彩りも鮮やかで、暑い日にもさっぱりと食べられるパスタに仕上がっています。フェデリーニなどの細いパスタを選ぶと、スープのからみがよく、ツルツルと食べやすくなります。生ハムがなければハムを使っても。
優秀賞の「ソイポテト」は身近な材料を使って作れるおかずに、豆乳がうまく活用されています。豆乳のやさしい持ち味を生かして、ほどよいコクのあるホワイトソースになりました。小麦粉の分量を半量程度にすると、適度なゆるさに仕上がって具とのなじみがさらによくなります。じゃがいもの面取りやしめじの下ゆでは、省いてもおいしく食べられるので、より手軽に作ってみてください。
「あじさい揚げ」は、豆乳の効果で牛乳を使ったクリームコロッケより軽く、さっぱりとして食べやすい揚げ物に。衣をつけたら、手でぎゅっと握ってなじませると、揚げている間にはがれるのを防げます。180度で揚げるとカラリと仕上がりますが、中心があたたまる前に衣が焦げることがあるので、心配なら、170~175度で揚げるとよいでしょう。
「豆乳カレースープ」は、豆乳の甘さをカレーのピリ辛味が引き立てて、ホッとする味のスープに仕上がっています。お年寄りから子どもまで食べやすい味で、野菜がたっぷりとれるのもうれしいところです。豆乳を加えたらふたをして弱火で煮るのがおすすめです。

スイーツ・デザート部門

    • 最優秀賞

      さっぱり豆乳プリン

      岡山県 大塚萌愛様
      (岡山県立津山東高校)

      レシピはこちら
    • 優秀賞

      soymilclafoutis(ソイミルクラフティ)

      山形県 太田佳奈様
      (山形県立山辺高等学校)

      レシピはこちら
    • 優秀賞

      豆乳シュークリーム、豆乳クリーム

      石川県 高村勇輝様
      (鵬学園高等学校)

      レシピはこちら
    • 優秀賞

      豆乳羊かん

      長崎県 吉富麻尋様
      (長崎県立大村高等学校)

      レシピはこちら

審査委員長講評
「さっぱり豆乳プリン」は、ゼラチンでかためますが、口当たりはぷるんとして、ネーミングのとおりにプリンのような仕上がりです。豆乳の白とトマトの赤のコントラストが鮮やかで、2層をいっしょに食べると酸味と甘みのバランスがちょうどよくなります。トマトの栄養をたっぷりとれる点も魅力。トマトゼリーは、人肌程度に冷ましてからプリンに流し入れると、きれいな2層にかたまります。
「soymilclafoutis(ソイミルクラフティ)」は、豆乳だけでなく豆乳ヨーグルトも使って、手軽に豆乳をたっぷりとれるアイディアレシピです。最近人気のスキレット(鉄製のフライパン形の容器)を使って焼くと、おしゃれなカフェ風スイーツに。豆乳のほのかな甘さにブルーベリーの酸味がよくマッチしています。
「豆乳シュークリーム、豆乳クリーム」は、皮にもクリームにも豆乳を使用。サラダ油を使っているので、さっぱり軽い仕上がりですが、クリームをシュー皮といっしょに食べると、豆乳そのものの甘さがしっかりと感じられます。皮の生地を作るときは、豆乳が沸騰したら一度火から下して粉を加え、再び火にかけると失敗がありません。とき卵は、生地がちょうどよいかたさになったら、加えるのをやめます。卵の大きさにもよりますが、小さじ2~大さじ1程度は残すとよいでしょう。
「豆乳羊かん」は、水のかわりに豆乳を使い、まろやかな口当たりとやさしい甘みの水ようかん風スイーツです。小豆と豆乳の味わいは相性がよいので、粒あんをまぜたり、トッピングしたり、いろいろなアレンジが楽しめそうです。全体をまぜ合わせた段階でかたくなってしまったら、火にかけて少しあたためると、なめらかになります。

過去の入選レシピ

レシピはこちら