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豆乳レシピ甲子園

審査会報告

「第2回豆乳レシピコンテスト」最終審査会報告

「第2回豆乳レシピコンテスト」最終審査会報告

2010 3/4

応募総数:67通

開催日時:2010年3月4日(金)13時

場所:(株)クックアンドライフ社 第1会議室

  • 出席者:日本豆乳協会 事務局長 吉澤兄一
  • (株)クックアンドライフ社 営業部 田宮真理
  • (株)クックアンドライフ社 『おあじはいかが』編集長 松田祥子
  • 日本豆乳協会 広報担当 2名

審査委員長・料理再現:植木もも子
料理研究家・管理栄養士。フードコーディネーター、企業のメニュー開発など、食にまつわるあらゆる分野で活躍中。食と健康に強い関心をもち、西洋の栄養学に加え、昨年は国際中医師の資格も取得。東洋と西洋の栄養学を融合させたヘルシーなレシピを提案しています。「毎日の食事が健康を作る」をモットーに、体によくておいしい料理を提案している。自身の生活でも、毎日欠かさず豆乳を飲み、料理にも豆乳を使うことが多いという豆乳派。

鍋部門

    • 最優秀賞

      「豆乳アジアン サムゲタン風鍋」

      ★アピールポイント
      豆乳を使って、体にもお肌にもうれしいお鍋を作りました。鶏手羽先から出るたっぷりのコラーゲンでお肌プルプル。味つけはナンプラーを使ってアジアン風にしましたが、豆乳との相性はよく、とてもおいしくいただけます。

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    • 優秀賞

      「野菜と豚肉の豆乳風呂」

      ★アピールポイント
      豆乳を使うことでとてもマイルドな味になります。野菜は冷蔵庫に残っているものを使うという鍋の特性を生かし、同時に栄養もたくさんとることができると思います。

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    • 優秀賞

      「簡単あったか豆乳うどん」

      ★アピールポイント
      3人分以上なら、鍋を囲むようにして食べると、食卓が盛り上がります。わが家の定番メニューです。

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審査委員長講評
最終選考に残った3点は、どれも豆乳をたっぷり使っていて、ヘルシーで作りやすく、味もよかったと思います。なかでも、オリジナリティという点で際立っていたのが、最優秀賞となった「豆乳アジアン サムゲタン風鍋」です。豆乳とナンプラーという組み合わせがおもしろく、おいしかったのと、根菜など野菜がたっぷり入っているのもよかったと思います。 優秀賞の「野菜と豚肉の豆乳風呂」は下ごしらえに少し手がかかりますが、味はとてもよいと思います。「簡単あったか豆乳うどん」は、とても手軽にできておいしかったです。家に普通にある材料でできるので、お子さんの夜食にもよいのではないでしょうか。

おかず部門

    • 優秀賞

      「豆腐と竹の子のみそ味豆乳ソースグラタン」

      ★アピールポイント
      豆乳と豆腐という、日本ならではの食材のコンビネーションです。老若男女に人気のメニューです。バターを使わず、オリーブ油を少々使うことで、ヘルシーでさっぱりした味に仕上がります。さらに、みそを加えることでコクと旨みが増し、とうふがいっそうひきたちます。ごはんにもパンにも合う一品です。

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    • 優秀賞

      「福袋の豆乳煮」

      ★アピールポイント
      油揚げにいろいろな具を詰めて豆乳で煮ました。水を使わず、豆乳と調味料だけで煮るので、豆乳のおいしさがストレートに味わえます。生地に豆腐を混ぜているので、口当たりも柔らかです。

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審査委員長講評
最終選考に残った3品は、どれもよい作品でした。最優秀賞の「豆乳で煮こんだトマトの洋風肉じゃが」は、アイデアがよいのと、作りやすい点が評価されました。じゃがいも、にんじん、鶏肉というおなじみの材料の煮ものに、豆乳のまろやかなおいしさが加わって、年代を問わずだれにでも食べやすいおかずになっています。 優秀賞の「豆腐と竹の子のみそ味豆乳ソースグラタン」はやさしい味に仕上がっていますが、もう少し野菜が入っていてもよいかと思いました。 また、「福袋の豆乳煮」は見た目も楽しいし、アイデアもよいのですが、作るのにとても手間がかかりました。おもてなし料理としてお客様にお出しするにはよいかもしれませんが、毎日のおかずとなると、ちょっと大変かな、と思いました。

デザート部門

    • 最優秀賞

      「もちもちクレープ」

      ★アピールポイント
      もちもちっとした食感が特徴のクレープです。材料に動物性の食品、乳製品、小麦粉を使用していないので、動物性食品アレルギーや小麦アレルギーをもつお子さんにも安心して召し上がっていただけます。

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    • 優秀賞

      「豆乳黒糖ジンジャーパウンド」

      ★アピールポイント
      牛乳とバターの代わりに、豆乳とオリーブ油を使用することで、カロリーを低く抑えることができます。黒糖とおからでしっとり仕上がり、しょうがの効果で体がポカポカ温まります。

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    • 優秀賞

      「豆乳たっぷりかんたん蒸しパン」

      ★アピールポイント
      米粉を使って、もっちりとした食感に。材料を混ぜて蒸すだけなので手軽に作れます。低カロリーで栄養価が高いので、子どもやお年寄りに食べてほしいおやつです。

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審査委員長講評
どれもとても手軽にできておいしく、甲乙つけがたかったのですが、デザートとして最も完成度が高かった「もちもちクレープ」が最優秀賞に選ばれました。最近話題の米粉と白玉粉を豆乳だけでといた生地がおもしろく、簡単に焼けるのでお子さんと一緒に焼いても楽しいと思います。応募作品ではこしあんとあんずを巻いていましたが、ジャムを塗るだけでもおいしいと思いますよ。優秀賞の「豆乳黒糖ジンジャーパウンド」は、おからが入ってもっちりとした食感。豆乳の風味が生きていて、おいしくいただけました。「豆乳たっぷりかんたん蒸しパン」は、材料を混ぜるだけで手軽に作れ、豆乳の味わいがよく出ているのがよかったと思います。中にチーズを入れたのがよいアクセントになっています。

総評(審査委員長・植木もも子)

今回受賞した作品は、どれも無理がなく、おいしく作れる料理で、よかったと思います。豆乳は料理にもデザートにも使いやすいのですが、沸騰させると豆乳の成分が固まって分離してしまいます。その点だけ注意が必要です。味は変わりませんが、見た目が悪いので、加熱するときは、最後に加えたり、弱火で静かに煮るのがポイントです。今回の応募作品を見ると、半分以上の方が、その点を意識したレシピになっていました。皆さん、豆乳の使い方を心得ていらっしゃるなという印象を持ちました。私自身、ずいぶん前から、豆乳は毎日欠かさず飲んでいますし、自分で食べる料理にも、料理教室や料理本、雑誌などでレシピを紹介するときも、豆乳を使うようにしています。豆乳のもち味はやさしく、まろやかな味わい。クセがないので、和洋中のほか、今回お鍋部門で最優秀賞に選ばれた「豆乳アジアン サムゲタン風鍋」のようなエスニック料理にもよく合います。ホワイトソースなど、牛乳で作っているものを豆乳に置き換えるだけでよいので、ぜひ、料理にも使っていただきたいと思います。豆乳には女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンも含まれていますし、コレステロール値を下げる働きなど、生活習慣病の予防効果も期待できます。毎日、飲んだり、料理に使ったりすると、知らず知らずのうちに健康につながっていくことと思います。次回はさらに楽しく、おいしくヘルシーな作品が寄せられることを楽しみにしています。

過去の入選レシピ

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