2025年1-6月期の豆乳生産量は、208,057㎘、107.4%

~4-6月期においても、113,423㎘と、前年同期比109.6%と増加~

日本豆乳協会(事務局:千代田区二番町 会長:山﨑 孝一 キッコーマンソイフーズ株式会社 代表取締役社長、事務局長:安部 徹、以下豆乳協会)では、2025年1-6月の上半期における豆乳市場の動向について検証したところ、豆乳類全体の生産量は208,057㎘(前年同期比:107.4%)と、拡大しています。

2025年上半期における生産量を分類別に見ると、2008年より増加を続けている「豆乳(無調整)」の生産量はさらに伸長し、70,547㎘(110.8%)を記録しました。また、最も多く流通している「調製豆乳」においても97,578㎘(105.7%)、「果汁入り豆乳飲料」は、8,409㎘(105.8%)と伸長しています。コーヒーや紅茶などの「フレーバー系の豆乳飲料(その他)」は23,913㎘(102.1%)、主に業務用を用途とする「その他」のカテゴリーにおいても、7,610㎘(120.8%)となり、豆乳市場全体としては、大幅な回復を見せています。出荷量においても生産量と同様の傾向を示しています。

このように、食材、飲料の値上げが進む中においても、豆乳市場が拡大している要因として、生活者における「健康的な食生活」への意識が強まり、栄養バランスやたんぱく質摂取、機能性成分(イソフラボンなど)への理解が深まっていることが要因であると考えます。特に、2025年上期でみると、過去最高の生産量となっている無調整豆乳は、「植物性たんぱく質が豊富」で「健康に良い」という理由が選ばれている要因として挙がっています*。また、ラテとしてコーヒー・紅茶に混ぜて飲む「ソイラテ」や、料理への活用、スイーツ・プリンなどのフレーバー展開によって購入機会や利用シーンが広がり、特に若年層でのソイラテ人気も進んでいます*。さらに、日本豆乳協会やメーカー各社による成分説明の機会、試飲機会の創出、健康価値の情報発信など啓発・啓蒙活動が奏功し、消費者の理解と興味が継続的に高まっています。加えて、物価上昇とコロナ禍後の生活様式変化により外食需要は落ち込んでいるものの、家庭で長期保存できる豆乳の利用が増加し、生活者の買い控えにも耐える持続的な消費となっています。

豆乳協会では、引き続き、国民一人あたりの豆乳(類)年間飲用消費量を4ℓに増加させ(2023年3.2ℓ / 総人口12,500万人)、年間総生産量を50万㎘にすることを目標に、

豆乳に対する人々の理解や関心を高めるため、年間を通じて様々な啓発・啓蒙活動を展開していきます。

なお、上記は速報値で、8月には、4-6月期の詳細の数値と合わせ、発表します。

*2025年に豆乳協会が発表した消費者調査の結果より

(参考)

日本豆乳協会は、豆乳および豆乳製品の普及を第一の目的に啓発活動を行っています。1979年(昭和54年)9月1日の設立以来、豆乳メーカー各社が会員となり、メーカー同士の親睦や情報交換、さらには他の機関や団体との協調を図っています。豆乳類の製造、加工、品質、流通に関する研究はもちろん、業界の健全な育成、発展に寄与することをミッションに日々、豆乳の普及や期待される効果・効能の啓発活動を推進しています。毎年10月12日を「豆乳の日」、6月12日を「ヘルシーソイラテの日」と定め、業界全体を巻き込んで豆乳の普及に向けた様々な活動を展開しています。

<本件に関する報道からのお問い合わせ先> 日本豆乳協会広報事務局 ㈱VAインターナショナル田中/堀口メール:vai@va-intl.co.jpTEL:03-3499-0016 FAX:03-3499-0017