にじいろ保育園三鷹新川で移動教室を実施

日本豆乳協会では、2024年度より、保育園での豆乳食育移動教室を開始しました。首都圏を中心に全国410ヵ所以上の保育施設を有する「にじいろ保育園(運営:ライクキッズ株式会社)」で継続して実施します。第3回目となる今回は、東京都三鷹市にある「にじいろ保育園三鷹新川」にお伺いしました。

35日、暦の上では春なのに、冷たい雨が降りしきる中、「にじいろ保育園三鷹新川」の年長児にあたる「たいよう組」の14名の園児の皆さんに、大豆や豆乳に関するお話をしてきました。内容は、「大豆ができるまでの行程」、「豆乳の作り方」、「豆乳栄養」などです。また、「三色食品群」についての解説もしました。

 「三色食品群」については、事務局で手作りをした食べ物のカードを使い、食べ物に含まれる栄養素の働きをもとに「赤」、「黄」、「緑」の三色に分類したパネルに、それぞれの食べ物のカードを選んでもらいました。「赤」は、肉、魚、卵、牛乳など、主にたんぱく質を多く含み、血液や筋肉になる食品です。「黄」は、米、パン、いも類、油など、主に炭水化物や糖質を含みエネルギーのもとになる食品です。「緑」は、野菜、きのこ類、海藻類など、主にビタミン、ミネラルを多く含み、体の調子を整える食品です。にじいろ保育園では、早くから、この三色食品群の教育を園児に行っていることもあり、園児の理解度は、とても高く驚きました。

さらに、大豆やもやし、枝豆の関係や、大豆から豆乳ができるまでの工程に興味深く話を聞いている様子でした。さらに、容器に入れた大豆を見て、色や形をじっくり観察していました。

「にじいろ保育園三鷹新川」の園児は、豆乳を飲んだことがない子も見られましたが、試飲後には、「おいしい」、「ちょっと甘い」、「牛乳と似ている」といった調製豆乳への印象を答える園児がいました。また、「お母さんに今日の話をして、スーパーで豆乳を買ってもらいたい」という園児も見られました。無調整豆乳に対しては、「豆のにおいがする」、「おいしくない」という素直な感想も聞こえてきました。

園長先生によると、給食のシチューに豆乳を使用していることもあるそうで、知らず知らずに、園児にとっては、普段の給食や捕食でも豆乳な身近な存在になっています。

今回の移動教室をきっかけに、卒園間近な園児にとって、今回の豆乳のお話が、卒園後も少しでも記憶に残ってもらえればと思います。「にじいろ保育園三鷹新川」の先生、園児の皆さん、ありがとうございました。