イライラしやすい人は必見!豆乳でイライラ予防

豆乳でイライラ解消?

ストレスの多い社会で「イライラ」を感じる人は増えているといわれています。イライラを抑えきれないと、言葉や態度がきつくなってしまったり、そのような自分にまたイライラしてしまったりという悪循環にはまってしまうこともあります。誰でもイライラを感じる場面はありますが、以前よりも抑えにくくなっていると感じているのであれば対策が必要かもしれません。

実は豆乳には、イライラ解消効果があることをご存じですか?ストレス社会に嬉しい豆乳の効果について紹介します。

イライラと血糖値スパイク

イライラする原因の一つに「血糖値スパイク」があります。血糖値スパイクとは、空腹時の血糖値は正常であるものの、食後に血糖値が急上昇し、その後急降下する現象のことを言います。通常、食事の後は血糖値が上がりますが、健康な人は血糖値の上がり方も下がり方も穏やかで、急激に上下することはありません。しかし、食後に血糖値が急上昇すると、血糖値を下げるホルモンであるインスリンが過剰分泌され、血糖値が急降下します。この急上昇と急降下が「くぎ(スパイク)」のように見えることから、血糖値スパイクと呼ばれています。食後に疲労感が抜けず椅子で座ったままになってしまう、耐えられないほどひどい眠気を感じるなどの状態になる場合、血糖値スパイクの可能性があります。血糖値スパイクは血糖値の急上昇の後に急降下が起こるため、低血糖の状態になり、眠気やイライラ、疲労感などが出てしまいます。

血糖値スパイクは、時間が経つと血糖値が下がり正常な範囲に戻るため、その間に特別な症状を感じにくいことから、自覚症状がほぼないと言われています。血糖値スパイクを放置しておくと、血管が甚大なダメージを受け、動脈硬化が進行し、最終的に心筋梗塞や脳梗塞などの深刻な心血管系の疾患を引き起こすこともあります。

豆乳が血糖値スパイクに効果あり!

豆乳は、健康や美容に効果的で栄養価が高いことで知られていますが、近年の研究では、豆乳が血糖値スパイクに及ぼす影響が注目されています。

食品が血糖値に及ぼす影響を理解するには、「グリセミック指数(GI)」について知る必要があります。GI値とは、食べ物を食べた時に炭水化物が分解されて糖に変わるまでの時間を表した数値です。GI値が高いと血糖値が急激に上がり、GI値が低いと血糖値の急激な上昇を抑えてくれる食品ということになります。豆乳は低GI食品であり、血糖値の急激な上昇を抑制する効果があります。また、豆乳に含まれる大豆たんぱく質と食物繊維は、消化・吸収に時間がかかり、糖の吸収を遅らせ、インスリンの分泌を助けることで、血糖値の急激な上昇を防ぎ、血糖値の安定に役立ちます。

豆乳と同様にたんぱく質が豊富で栄養価が高い飲料に、牛乳があります。牛乳と豆乳の最大の違いは、乳糖で、牛乳は乳糖でできている分、糖質が高く、それに比べて豆乳は低いという違いがあります。また、牛乳などの動物性たんぱく質は、豆乳などの植物性たんぱく質に比べ消化・吸収が速いという特徴があります。そのため運動や筋トレなどで筋線維を破壊された筋肉に対して、効率的に筋肉を再生するための栄養を補給できますが、取りすぎると、飽和脂肪酸やコレステロールが増えるおそれがあります。豆乳と組み合わせて飲み、バランスよく摂取するのが良いでしょう。

豆乳を飲んでハッピーな生活を送りましょう!

血糖値管理に豆乳を取り入れる場合、加糖されていない無調整豆乳を選ぶことが重要です。調整豆乳や豆乳飲料は砂糖が入っているため、砂糖の入っていない無調整豆乳に比べて血糖値が上がりやすく、血糖値スパイク対策としては、おすすめできません。また、毎日一定量の豆乳を摂取することが、血糖値の安定に役立ちます。食事とともに摂ることで、血糖値の安定に効果が期待できるので、朝食に豆乳を加えてイライラを解消し、ハッピーな生活を送りましょう。

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