朝にソイラテで健康習慣を始めよう!

朝食が重要性であることはよく耳にしますが、実際は食べない人も多いようです。朝食を食べることで体温が上がり、脳や身体が目覚めてエネルギー代謝が活発になると言われています。また、栄養バランスの良い朝食をよく噛んで食べると、咀嚼筋が動いて脳の血行が良くなり、精神を安定させるセロトニンが活性化し精神活動の活発化につながることもわかっています。

このように、一日の活動を始める上でとても重要な朝食ですが、最新の研究により、コーヒーを朝に飲むと健康効果があることが判明しました。さらに豆乳を組み合わせてソイラテにすることで栄養価をアップさせ、さまざまな健康効果を期待することができます。
そこで今回は、コーヒーの最新研究結果と、豆乳が朝食に適している理由について紹介します。

最新研究から見た、コーヒーが朝に良い理由

2025年1月、『European Heart Journal』誌において、アメリカのハーバード大学とテュレーン大学の研究者がコーヒーの摂取タイミングが健康にどのような影響を及ぼすかを調査した研究結果が発表されました。同研究によると、朝に飲むコーヒーは特に健康に良い可能性があることがわかりました。

これまでもコーヒーに含まれるカフェインの作用により、朝に飲むコーヒーは目覚めを助け、体内時計を整える効果があると考えられ、午後や夜のコーヒー摂取は睡眠を妨げる可能性が指摘されていました。

今回の研究では、1999年から2018年のアメリカ国民健康栄養調査(NHANES)のデータを使用し、約40,000人の成人を対象に実施しました。参加者を「朝型」「終日型」「飲まない」の3つのグループに分け、年齢、性別、体重、喫煙習慣、食事内容、睡眠時間などの要因を考慮した上で、心血管疾患やがんによる死亡率、及び全死亡率との関連を統計的に解析しました。

解析の結果、1日中コーヒーを飲むという人は明確な健康効果が観察されなかった一方で、朝だけコーヒーを飲む人は、心血管疾患による死亡リスクが約31%低下するという結果が得られました。この結果について、研究者は主に体内時計にコーヒーが影響を与えるためではないかと推測しています。

朝に飲む豆乳も健康効果抜群!

一日に摂取した食事は腸で消化吸収されますが、腸が最も活動するのは夜寝ているときと言われています。朝、目が覚めてからの数時間は、腸で吸収した後の不要になった老廃物を体外へ排泄する時間(デトックスタイム)になります。豆乳に含まれる大豆イソフラボンやオリゴ糖には、腸内環境を整える作用があり、起床後に飲むと便秘解消効果が期待できます。また、豆乳に含まれる大豆たんぱく質には、糖質をコントロールする作用があり、食後の急激な血糖値上昇を抑えて、穏やかにしてくれます。

豆乳に含まれている豊富な植物性たんぱく質は、動物性たんぱく質に比べてゆっくり消化されるという性質があるので、満腹感を得やすく、腹持ちがよいのが特長です。さらに豆乳に含まれる大豆サポニンには、満腹中枢を刺激して満腹感を与える効果があるとされています。

起床直後の空腹時は、栄養の吸収率が高くなっていると言われています。豆乳にはたんぱく質を始め、さまざまな栄養素が豊富に含まれていますが、朝食時に飲むことで、より効果的な摂取が望めます。

朝にソイラテがおすすめ

豆乳もコーヒーもいつ飲んでも美味しく、リラックス効果もありますが、朝に飲むことで、特に上記のような健康効果が期待できます。そこで、豆乳とコーヒーの両方のメリットを併せ持つソイラテを朝ごはんに取り入れてみるのはいかがでしょうか。

ソイラテは、エスプレッソに温めた豆乳を加えて作られますが、自宅で作る場合は、少し濃く抽出したコーヒーでも代用することができます。無調整豆乳を使用して作る場合は、分離しやすいので豆乳を温めすぎないようにして、少量ずつ加えましょう。調整豆乳は分離しにくいので、より手軽に作ることができます。

朝のソイラテで健康習慣を始めてみるのはいかがでしょうか。

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