ソイラテに鹹豆漿(シェンドゥジャン)、外食産業で存在感を増す豆乳メニュー!

最近、外食産業では、健康志向を反映したメニューやサービスが急速に拡大しています。特に植物性ミルク、カフェインレスなどが注目されており、植物性ミルクの代表格である豆乳にも再度高い視線が集まっています。

大手カフェチェーンで健康志向メニューが加速

2000年代から2010年代において、大手カフェチェーンでは、健康ブームの高まりとともに、オーガニックコーヒー、フェアトレード豆、低脂肪乳や豆乳ラテなどが登場し、特に女性や若者を中心に「体に優しいカフェ」が人気になりました。

2010年代後半からは、アーモンド、オーツなどの植物性ミルク、グルテンフリーやビーガンスイーツ、カフェインコントロールなどが一般化してきました。スターバックスやタリーズでは、豆乳のほか、アーモンドミルクやオーツミルクを選べるようになり、乳製品を避けたい人にも対応できるようになりました。また、睡眠やメンタルヘルスへの配慮から、カフェインレスコーヒーの需要も拡大し、特に夜間利用や妊婦にカフェインレス・低カフェインの選択肢が提供されるようになりました。SNSの拡散力もあり「健康的で映えるカフェ」が急速に広がりました。

2020年代以降、健康志向は個人の体調管理だけでなく、サステナビリティや地域性と結びついています。ゼロウェイストやフェアトレードを掲げるカフェが増え、現在では、健康と社会的価値を両立する方向へ進化しています。

現在、大手カフェチェーンでは、植物性ミルクの拡大でソイラテ人気が再燃しています。大手カフェチェーンでは豆乳カスタマイズが定番化し、若年層や健康志向層に支持されています。

そして、2025年は豆乳生産量が過去最高に迫る勢いで、カフェチェーンのソイラテ需要が大きな追い風になっています。日本豆乳協会では「ソイラテパートナーズ」を設立し、タリーズコーヒーが第一号パートナーとして参画、若年層向けキャンペーンを展開しています。

新店舗も続々オープン、台湾式朝食の鹹豆漿

外食産業では、最近、台湾式朝食が食べられるお店が増えてきています。

鹹豆漿(シェンドゥジャン)は、台湾の定番朝ごはんで、温かい豆乳に酢を加えておぼろ豆腐状に固め、揚げパンや桜えび、ザーサイなどをトッピングした塩味のスープです。「鹹」は塩味、「豆漿」は豆乳で、「塩味の豆乳スープ」という意味です。

台湾では朝食屋さんで必ず見かける定番料理で、日本でもカルディやコストコなどで素が販売され、家庭で楽しめるようになりました。

台湾では昔から「早餐店(朝食屋)」が街角にあり、共働き世帯の増加と都市型ライフスタイルの中で朝の外食が定着しています。豆乳スープ(鹹豆漿)、卵クレープ(蛋餅)、大根餅(蘿蔔糕)、台湾式おにぎり(飯糰)など、和洋中が融合した豊富な選択肢が魅力で、数百円で温かい食事と飲み物が揃い、街の至る所で買えるため「安い・早い・便利」が揃っています。台湾旅行で朝市や早餐店を巡る体験が観光の目玉となり、日本でも「台湾カフェ」や「台湾朝食専門店」が増えてきているのです。

鹹豆漿や蛋餅は見た目もユニークでSNS映えすることや、朝活ブームのライフスタイルにぴったりであることが日本で人気の理由です。豆乳や野菜中心で、軽くて栄養バランスが良いことも、健康・美容志向と相性がよく、広く受け入れられている理由となっています。

鹹豆漿の栄養価とは

鹹豆漿は、低カロリーながら良質なたんぱく質・鉄分・カリウム・イソフラボンなどを摂取できる栄養豊富な料理です。豆乳のたんぱく質は、筋肉維持や体温調整に役立ち、冷え性予防にも効果的です。鉄分は、貧血予防に重要で、特に女性に不足しがちな栄養素を補うことができます。カリウムは、余分なナトリウムを排出し、むくみ改善に役立つほか、イソフラボンは、女性ホルモンと同様の作用があり、骨粗しょう症予防や更年期症状の緩和が期待できます。また、サポニン・レシチンは、糖質代謝を助け、生活習慣病予防に寄与します。

カフェやレストランで豆乳メニューを見かけたら、ぜひ選んでみてください!

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