話題の腸活にも◎ダブルでおいしい豆乳活用術とは

腸内環境を整えることが、ダイエットや生活習慣病予防など、さまざまなことに役立つことが徐々に明らかにされてきており、ここ数年長らく腸活ブームが続いています。実は、豆乳も腸活に役立つ食品であることをご存知でしょうか?今回は、腸活におすすめの豆乳の活用術、そしてこの季節にぴったりな簡単に作れる豆乳腸活スイーツをご紹介します。

豆乳が話題の腸活にもいいって本当?

腸活といえば、ヨーグルトや乳酸菌飲料、サプリメントを思い浮かべる方も多いかもしれません。ですが、今や食品などから直接腸内で良い働きをする菌をとる方法だけではなく、私たちの腸内にすでに棲みついている菌たちが喜ぶエサを与えて増やしていく方法も腸内環境の改善に効果的であることがわかっています。そのエサとなる代表的な栄養成分が、食物繊維とオリゴ糖です。豆乳には大豆オリゴ糖が含まれているため、腸活に役立てることができます。

また、腸内環境を良い状態に保つには、なるべく動物性の食品を控え、植物性の食品を中心とした食生活をすることが大切であることが明らかにされています。よって、牛乳を豆乳に、お肉を大豆ミートに置き換えるなど、動物性の食品を大豆製品で代用することが腸内環境の改善に役立つのです。

豆乳×◯◯!腸活におすすめの組み合わせ

豆乳をそのまま飲んでも良いですが、腸内細菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖は、発酵食品と組み合わせることで、より効率的に腸活ができることが明らかにされています。

今回は、発酵食品や食物繊維を補える植物性食品の中から、豆乳と風味の相性もよいダブルでおいしいおすすめの組み合わせをご紹介します。

・米麹甘酒

米麹の麹菌の働きでお米のデンプンが分解されて自然な甘みが生まれる米麹甘酒は、発酵食品の1つ。無調整豆乳にブレンドすると、甘さが加わり飲みやすくなります。米麹甘酒は、発酵食品であるだけでなく食物繊維とオリゴ糖も含まれているのも腸活に嬉しいポイントです。

・フルーツ

バナナやいちご、キウイなどお好みのフルーツと無調整豆乳を合わせてミキサーにかけてブレンドすれば、美味しいスムージーに。フルーツには食物繊維が豊富に含まれているため、腸活にもおすすめの組み合わせです。甘さが足りない時は、オリゴ糖が摂れるはちみつや市販のシロップを加えると良いでしょう。レモンなど酸の強いフルーツを加えると、豆乳が固まりトロっとした食感になります。

・きな粉

大豆を炒った後に挽いて粉末にしたきな粉には、食物繊維が豊富に含まれています。無調製豆乳に混ぜるだけで手軽に腸活に役立つドリンクが作れます。甘さが欲しい方は、オリゴ糖が摂れるはちみつや市販のシロップを加えるのがおすすめ。冬はホットにしても美味しいですよ。

ダブルでおいしく豆乳を活用していきましょう♪

今回は、なるべく手軽に入手しやすいものを選んでご紹介してみました。おいしいだけでなく腸の健康にも役立つ活用術を取り入れて、毎日の食生活の中で豆乳を楽しんでみてはいかがでしょう?


◎材料(2人分)

[A] 豆乳甘酒プリン
米麹甘酒 150ml
無調整豆乳 150ml
ゼラチン 5g
お湯 大さじ4


[B] いちごソース
いちご  5粒(100g)
レモン 大さじ1
はちみつ  大さじ1〜
※いちごの甘さに合わせて調整してください。

作り方

[A] 豆乳甘酒プリンを作る

1、耐熱容器に甘酒と豆乳を加えて600Wのレンジに1分かけ、人肌くらいに温める。

2、1に湯で溶かしたゼラチンを加えて全体が均一になるよう混ぜる。

3、容器に流し入れて、冷蔵庫で冷やし固める。

[B] いちごソースを作る

1、いちごは洗ってヘタをとり、キッチンペーパーなどで拭いて水気をよくとる。

2、耐熱容器に[A]を入れてラップをかけずに600Wのレンジで3分加熱する。スプーンで軽くいちごをつぶして全体を混ぜる。

3、再度ラップをかけずに600Wのレンジで1分加熱する。粗熱を取り冷蔵庫で冷やす。 [A]が固まったら[B]をかけて出来上がり。


[参考文献](全て2022.2.18参照)

文部科学省, 日本食品標準成分表2020年版(八訂)

https://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/mext_01110.html

厚生労働省, e-ヘルスネット, 腸内細菌と健康


なお、豆乳マイスター通信は、管理栄養士の藤橋ひとみさんにご担当いただいています。

プロフィール
株式会社フードアンドヘルスラボ 代表取締役、管理栄養士。
大手食品メーカー開発職、ベンチャー企業での勤務を経て、フリーランスの管理栄養士として独立。商品開発コンサルティング、レシピ開発、コラム執筆、メディア出演など幅広く活動中。同時に、東京大学大学院にて医学博士取得に向けて栄養疫学研究を行っている。豆腐好きが高じて、さらに知識を極めるべく、大豆関連資格の制覇に挑戦中。管理栄養士の知識を活かしながら、大豆製品の魅力を発信している。

【所有資格】
管理栄養士、栄養士、調理師、製菓衛生師、
豆乳マイスター”プロ”、豆腐マイスター、食育豆腐インストラクター、
いなり寿司マイスター、おから再活プロデューサー、
ソイオイルマイスタープロ、納豆真打、みそまるマスター、
インナービューティープランナー、ほか

【ホームページ】
https://is-food-health-labo.com/

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