大手カフェチェーンで注文できる!人気の豆乳ドリンクを比べてみました
皆さんは、豆乳ラテや豆乳スムージーなど、豆乳を使ったドリンクを飲む習慣はありますか?今では大手カフェチェーンでも定番メニューとして豆乳ドリンクが提供されるようになり、私たちにとって豆乳がより身近な存在になりました。
今回はいつもの豆乳マイスター通信とは少し雰囲気を変えて、スターバックスコーヒー、タリーズコーヒー、ドトールコーヒーの3大カフェチェーンで提供されている豆乳ドリンクをレポートします。
スターバックスコーヒーの「ソイラテ」
スターバックスコーヒーでは、牛乳(ミルク)を使っているほとんどのメニューにおいて、プラス55円(店内価格の場合)で豆乳に変更するカスタマイズが可能です。豆乳メニューの一番人気はメニュー表にも掲載されている豆乳で作ったカフェラテ「ソイラテ」で、豆乳のメニューは全てオリジナルの調製豆乳を使用して作られます。スターバックスの豆乳ドリンクは、クリーミーでコクがあるリッチな味わいで、口当たりも滑らか。調製豆乳のやさしい甘みがコーヒーの風味とのバランスがよく、豆乳初心者でも飲みやすそうな印象です。今回取材をした3社の中では一番甘さは控えめに感じました。甘いシロップを足す、デカフェ(カフェインレス)にするなどのカスタマイズも可能なので、アイディア次第でいろんなバリエーションの豆乳ドリンクが楽しめるのも魅力的。様々なカスタマイズ例がスターバックスファンの方のブログやSNSで紹介されていますので、参考にしてみてください。
タリーズコーヒーの「ソイラテ」
タリーズコーヒーでは定番の豆乳ドリンクとして「ソイラテ」が販売されています。その他にも、ミルクを使っているメニューはプラス55円(店内価格の場合)で豆乳に変更するカスタマイズが可能で、ロイヤルミルクティーやほうじ茶ラテ、宇治抹茶ラテ、ココアラテなど、ほろ苦さがあるドリンクでのカスタマイズが公式WEBサイトでもおすすめされています。豆乳はオリジナルの調製豆乳を使用しており「T’sソイミルク」として店舗で販売されています。「ソイラテ」は泡がふわふわなのが印象的で、まろやかでコクがありながらも、あっさりとしたやさしい味わい。スターバックス同様、カフェインレスに変更、エスプレッソショットを追加などさまざまなカスタマイズが可能なので、お気に入りの一杯を探求する楽しみがありますね。
ドトールコーヒーの「豆乳ラテ」
ドトールコーヒーにも豆乳ドリンクの定番メニューとして「豆乳ラテ」があり、一部の店舗では「豆乳オレ」を販売しているようです。ドトールコーヒーもオリジナルの調製豆乳を使用しており、豆乳ラテは他の2社に比べて一番甘さも際立ちつつも深みがある風味でした。比較的手頃に楽しめる価格設定が嬉しく、店舗によってはカフェインレスのメニューもあります。
3社の豆乳(ソイ)ラテを比べてみました!
豆乳(ソイ)ラテの栄養成分情報について各社のWEBサイトの情報をまとめてみました。今回は3社全てで公開されていたエネルギー(カロリー)とたんぱく質、脂質、炭水化物の3大栄養素について比較してみました。サイズの容量は、公式WEBサイトに掲載がされていなかったため、著者調べによるものです。
スターバックス | タリーズ | ドトール | |
サイズ (目安の容量) | トールサイズ (350ml) | トールサイズ (350ml) | Mサイズ (180ml) |
エネルギー | 208kcal | 102kcal | 82kcal |
たんぱく質 | 11.8g | 6.4g | 5.5g |
脂質 | 13.8g | 5.6g | 4.2g |
炭水化物 | 10.0g | 6.5g | 5.7g |
3社で容量が異なるので、それぞれ100ml当たりに計算し直して比べてみましょう。
【100ml当たり】
スターバックス | タリーズ | ドトール | |
エネルギー | 59kcal | 29kcal | 46kcal |
たんぱく質 | 3.4g | 1.8g | 3.1g |
脂質 | 3.9g | 1.6g | 2.3g |
炭水化物 | 2.9g | 1.9g | 3.2g |
このように並べて比べてみると、スターバックスのソイラテが一番たんぱく質、脂質ともに多く、濃厚に感じたのも納得です。逆にあっさりとした味わいであると感じたタリーズはこの3つの栄養素全てにおいて最も低いことがわかりました。また、ドトールの豆乳ラテが一番甘いとレポートしましたが、この栄養成分表をみても糖分の量が反映される炭水化物が最も多いのが確認できました。
このように、同じ豆乳(ソイ)ラテといってもそれぞれ特徴が異なりますので、ぜひ皆さんもお気に入りの豆乳ラテを探してみてください。
お出かけ先でも豆乳ドリンクを楽しもう♪
豆乳ドリンクはおうちでも手軽に楽しめるのが魅力の1つではありますが、カフェでは一味違う本格的な美味しさを味わえます。
今回取材をした3社ともに、自社のコーヒーとの相性が良いオリジナルの調製豆乳を開発しているというこだわりの強さが窺えました。定番の豆乳ラテの他にも、期間限定で豆乳を使ったドリンクメニューがあることもありますので、ぜひ店舗やWEBサイトなどのお知らせをチェックしてみてくださいね。
なお、豆乳マイスター通信は、管理栄養士の藤橋ひとみさんにご担当いただいています。
プロフィール
株式会社フードアンドヘルスラボ 代表取締役、管理栄養士。
大手食品メーカー開発職、ベンチャー企業での勤務を経て、フリーランスの管理栄養士として独立。商品開発コンサルティング、レシピ開発、コラム執筆、メディア出演など幅広く活動中。同時に、東京大学大学院にて医学博士取得に向けて栄養疫学研究を行っている。豆腐好きが高じて、さらに知識を極めるべく、大豆関連資格の制覇に挑戦中。管理栄養士の知識を活かしながら、大豆製品の魅力を発信している。
【所有資格】
管理栄養士、栄養士、調理師、製菓衛生師、
豆乳マイスター”プロ”、豆腐マイスター、食育豆腐インストラクター、
いなり寿司マイスター、おから再活プロデューサー、
ソイオイルマイスタープロ、納豆真打、みそまるマスター、
インナービューティープランナー、ほか
【ホームページ】
https://is-food-health-labo.com/