寒い冬を乗り切るために家族で豆乳生活

豆乳生活をより楽しんでいただくため、本コーナーでは、カナダ在住のファッションエディター高橋香奈子さんにご登場いただき、お仕事の中で感じた豆乳について、そして生活で得た豆乳情報について発信していただきます。


冬は鍋が美味しい季節ですよね。我が家では、この冬の晩ご飯にすでに何回いただいたかわからないほど鍋が登場しています。材料さえ用意して切れば、あとは大きな鍋にドサっと入れるだけ。こんな最高な手抜きレシピなのに、家族みんなが喜び、食卓での会話も弾み、体が温まり、それでいてヘルシー。
仕事から帰宅したら、腹ペコの子どもにいかに早くご飯を食べさせられるかどうかで、その後の生活リズムが変わってくると言っても過言ではありません。だから冬だけでなく、年中鍋をつくりたいと思っているくらい、頼りにしています。
鍋の中でもいちばんのお気に入りは、豆乳鍋です。育ち盛りの子どもと、少なからず体力の衰えを感じ始める40代の親で構成される我が家。積極的にたんぱく質を摂取したいと心がけているので、豆乳鍋がピッタリなんです。しかも、味噌を加えたり、キムチを加えたり、締めにベーコン、粉チーズ、卵黄、サラダ用スパゲティを入れれば、カルボナーラ風のアレンジもできて飽きません。

豆乳はたんぱく質はもちろん、脳の機能を維持したり、イライラを予防してくれるビタミンB群や抗酸化作用のあるビタミンE、心臓や血管、神経などの働きを調整してくれるマグネシウムなど、豊富な栄養成分を含むので、我が家では鍋だけでなく、食卓には頻繁に豆乳を使った料理が登場します。メニューに困ったら、日本豆乳協会のウェブサイトにある「豆乳レシピ」のページをチェック。いなり寿司からスープ、デザートに至るまで、自分では想像ができなかったレシピがたくさん掲載されているため、よく参考にしています。

年が明け2022年になったかと思ったら、あっという間に節分(2022年は2月3日)。節分を過ぎれば、暦の上ではもう春!立春です。毎日たくさんの予定があり、慌ただしく過ごしていると季節を感じる余裕はなかなかないのですが、子どもが生まれてからは、できるだけ季節の行事を取り入れるようにしています。たとえば、2月の節分には、鬼が苦手な豆を原料とした豆乳と、邪気を払うと言われるイワシを使い、イワシつみれ入り豆乳鍋を楽しむ。3月3日のひな祭りには、豆乳寒天で3色の菱餅をつくる。食事中は反抗期間近の息子も穏やかなので(笑)、食事をしながら、さりげなく季節に根付いた日本の年中行事を伝えていけたらなと思っているんです。実際は、どこまで覚えてくれているか分かりませんが、普段忙しく働く母に付き合ってくれている息子への母なりの愛情として、受け取ってくれたらいいなと思っています。

最後に、豆乳や豆乳の原料である大豆からつくられるもので、最近気になっている食品を紹介します。ファッションエディターという仕事柄、身の回りには感度の高い方、体のケアにしっかりと気をつけている方が多いんです。グルテンフリー(グルテンを含む食品を摂取しない)やヴィーガン(野菜を中心とした食生活を送り、肉や魚、乳製品などの動物性由来の食品を摂取しない)という言葉もよく耳にします。そんな方々も安心して食べられるのが、牛乳の代わりに豆乳を、小麦の代わりに米粉を使った「豆乳クッキー」や、お肉の代わりに熱や圧力を加えて乾燥させた大豆を使った「大豆ミート」です。このような食品は、ここ数年で日本でも以前より広く目にするようになり、先述のような主義でなくとも、健康のためにときどき取り入れてみる方も増えてきました。豆乳や大豆は、これからますます私たちの健康に欠かせないものになるはずだと注目しています。


なお、この記事は、カナダ在住のファッションエディター高橋香奈子さんによるコラムを転載しています。

プロフィール
ファッションエディター。女性誌の編集を始め、ウェブ媒体やファッションブランドのカタログ、広告のディレクション、書籍の編集などをおこなう。好きが高じて、旅行ガイド本『子連れGUAM-ラクチン・ストレスなし・子供も自分も楽しめるいちばん近い海外リゾートー』(ワニブックス刊)も出版。仕事の息抜きは、美しいビーチリゾートへ旅行して息子とべったりすること。

【Instagram】
@takahashi_kanako_

(2022年1月発行ソイミルクニュース37号掲載コラムより転載)

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