こんな使い方もあったのか!豆乳の新たな楽しみ方

レシピ本やレシピサイトを見ると、様々な豆乳アレンジレシピが紹介されていますが、皆さんは豆乳を料理に使うことはありますか?

いつものレシピにマンネリ化してきた方や、新しいレシピに挑戦したい方におすすめしたいのが、豆乳を固めて楽しむ活用法です。

今回は、豆乳の新たな楽しみ方と、ご自宅でも簡単に作れるレシピをご紹介します。

豆乳はどうやったら固まるの?

豆乳を固めて作る代表的食品といえばお豆腐ですよね。お豆腐は、にがりなどの凝固剤を加えて豆乳のたんぱく質を固めて作ります。「豆腐が作れる」と記載がある商品や、豆腐屋さんで売っている絞りたての豆乳を温めて、にがりを加えると、ご自宅でも簡単に手作り豆腐が楽しめますよ!

実は、にがりを使う以外にも豆乳のたんぱく質を固めて食感を変えられる方法があります。より身近な例としては、レモンやお酢に含まれる酸の力を使う方法です。

超簡単!豆乳レモンカッテージチーズを作ってみよう♪

初めて固めるワザにチャレンジする方に試していただきたいのが「豆乳レモンカッテージチーズ」です。材料はたった3つ、無調整豆乳とレモン汁、塩だけです。電子レンジで簡単に、乳製品のアレルギーがある方でも楽しめるカッテージチーズ風のものが作れます。

◎材料(作りやすい分量)

豆乳   1カップ(200ml)
レモン汁 大さじ2
塩    小さじ1/2

作り方
1. 耐熱容器に無調整豆乳、レモン汁、塩を入れてラップをかけ、電子レンジ(500W)で3分間前後加熱する。
2. ボウルにザルを重ねてキッチンペーパーを2枚敷き、1を流し込み、粗熱をとったら、そのまま冷蔵庫に入れて水を切りながら冷やす。

出来上がった豆乳レモンカッテージチーズは、サラダにのせたり、焼いたパンにのせてはちみつをかけて食べると美味しいですよ。

豆乳を固めて楽しみたい場合は、原材料が大豆のみで、なるべく大豆固形分が高い無調整豆乳を選びましょう。「豆腐が作れる」と記載がある商品や、豆腐屋さんで売っている絞りたての豆乳を使うと失敗なく固まりやすいので、豆乳選びの参考にされてみてください。

固めるワザを駆使すると、豆乳の楽しみ方がさらに広がります!

レモンの量を調整することで、とろとろの豆乳レモンヨーグルトドリンクを作ることもできます。また、温めた無調整豆乳にお酢を加えて固め、ごま油やなどで味付けをするだけで、台湾の朝食の定番「シェントウジャン」をご自宅で簡単に作ることもできますよ。

お子さんと一緒にチャレンジすると、キッチンが実験室に大変身。食育を楽しむアイディアとしてご活用いただくのもおすすめです。

そのまま飲んだり、スープなどの料理やスイーツの材料に使ったりと、さまざまなシーンで活躍してくれる豆乳ですが、固めるワザとアイディアを駆使してさらに活用の幅を広げてみてください。

プロフィール
株式会社フードアンドヘルスラボ 代表取締役、管理栄養士。
大手食品メーカー開発職、ベンチャー企業での勤務を経て、フリーランスの管理栄養士として独立。商品開発コンサルティング、レシピ開発、コラム執筆、メディア出演など幅広く活動中。同時に、東京大学大学院にて医学博士取得に向けて栄養疫学研究を行っている。豆腐好きが高じて、さらに知識を極めるべく、大豆関連資格の制覇に挑戦中。管理栄養士の知識を活かしながら、大豆製品の魅力を発信している。

【所有資格】
管理栄養士、栄養士、調理師、製菓衛生師、
豆乳マイスター”プロ”、豆腐マイスター、食育豆腐インストラクター、
いなり寿司マイスター、おから再活プロデューサー、
ソイオイルマイスタープロ、納豆真打、みそまるマスター、
インナービューティープランナー、ほか

【ホームページ】
https://is-food-health-labo.com/

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