福は内!節分に豆乳を「恵方飲み」しよう!

「大豆の日」と節分との関わりとは
2月3日は大豆の日です。「大豆の日」は、東京都品川区に本社を置くニチモウ株式会社(現:ニチモウバイオティックス株式会社)が節分の日にちなみ、大豆商品の普及とその重要性を伝えるために制定しました。現在は一般社団法人・日本記念日協会によって正式に認定・登録されています。
そもそも節分とは、季節を分ける節目のことを指します。立春の前日である節分に豆まきを行うのは、豆を投げて邪気や魔物を追い払い、新しい年に幸運を呼び込むためです。節分の豆まきで使われる豆は必ず炒った大豆を使います。その理由のひとつは、「豆を炒る」と「魔の目を射る」の語呂合わせだと言われています。
ちなみに、大豆の日でもある節分に、恵方を向いて日本酒を飲むことを「恵方飲み」と言います。縁起の良い恵方に向かって日本酒を呑むことで、新たな季節の福を呼びこみ、願いを叶えようという意味が込められています。日本酒の代わりに、大豆から作られた豆乳の「恵方飲み」で福を呼び込むのはいかがでしょう。2025年の恵方は「西南西やや西」です。
大豆から豆乳へ 豆乳はどうやって作られる?
豆乳は大豆の搾り汁です。水に浸けた大豆をミキサーなどですり潰し、水を加え、煮詰めた汁を濾過したものが豆乳となります。
日本農林規格による「豆乳」とは、いわゆる無調整豆乳のことで、「大豆(粉末状のもの及び脱脂したものを除く。以下同じ。)から熱水等によりたん白質その他の成分を溶出させ、繊維質を除去して得られた乳状の飲料(以下「大豆豆乳液」という。)であって大豆固形分が8%以上のものをいう。」とされています。
スーパーなどで販売されているイメージが強い豆乳ですが、実は豆乳は家庭でも作ることができます。
大豆から作る自家製豆乳の作り方を簡単にご紹介します。
①大豆にしっかりと吸水させます。
大豆の吸水には一晩以上かかるので、作る前日から水に浸しておきます。
②次にミキサーで大豆をすり潰していきます。
③大豆をすり潰してできたものを加熱します。
④加熱してできた大豆のペーストを漉して搾り、液体と固形に分けます。
搾りだした液体が豆乳で、固形部分がおからになります。
自家製では、市販品にはないフレッシュで濃厚な豆乳が楽しめます。
嬉しい豆乳の美容・健康効果

「畑のお肉」と呼ばれるほど、栄養豊富な大豆。大豆には、筋肉や血液を作る「たんぱく質」、エネルギーのもととなる「炭水化物(糖質)」と「脂質」、身体の働きを正常に保つ「ビタミン」と「ミネラル」を加えた五大栄養素すべてが含まれています。
大豆を原料に作られている豆乳も体に良い栄養素がたくさん含まれています。
豆乳は植物性たんぱく質を豊富に含んでいます。筋肉の成長や修復には十分なたんぱく質摂取が必要ですが、豆乳を飲むことにより、必要とされるたんぱく質を簡単に摂取することができます。そのため、筋トレなどの運動を行った後に豆乳を摂ることで、トレーニング効果を高め、疲労を回復させるなど、多くのメリットが期待できます。
また、豆乳には、ポリフェノールの一種である大豆イソフラボンが含まれており、老化の原因となる活性酸素の働きを抑える効果が期待できます。肌に張りや弾力をもたらすコラーゲンの吸収を助ける働きもあり、保湿力も優れているため、アンチエイジングに効果的です。
さらに、豆乳は美容に良いと言われているビタミンB群やビタミンE群がたっぷり含まれています。ビタミンB群は、ホルモンバランスの乱れによる吹き出物や肌荒れを防ぐ美肌効果が期待できます。ビタミンE群はホルモンの分泌を活発にしてくれる働きがあり、血行促進作用もあるとされています。

豆乳の「恵方飲み」で福も健康も呼び込もう!
豆乳は、美容や健康に多くの効果が期待できる飲み物です。毎日無理なく取り入れることで、美しく健康的な体作りに役立てましょう。今年の節分には、豆乳を「恵方飲み」して、一年の福と健康を呼び込んでみませんか?