お正月明けの胃もたれに豆乳のススメ

あなたは大丈夫?年明けの胃もたれ

「お正月明けは何となく胃が重い…」こんな悩みはありませんか。年明けは、新年会や成人式など、何かと食事会や飲み会が多い季節です。お正月の豪華な食事やいろいろなイベントでの食べ過ぎや飲み過ぎで胃もたれになりがちです。
お正月に食べる機会が多く、胃もたれの意外な原因になりやすいのがお餅です。腹持ちが良いのは嬉しいのですが、お餅は単純糖質ではなく複合糖質だと言われていて、複合糖質はゆっくりと消化されるので、その間、胃は頑張って働かなくてはなりません。胃が長時間働くと胃酸が多く出て胃壁を傷つけ、胃もたれになりやすいのです。
胃もたれにより食欲が落ちてしまうことも多いのですが、食事を長時間抜いてしまうと胃酸が胃に刺激を与えるため体調を悪化させかねません。

そのように胃もたれで何も食べたくない時には、胃にやさしい豆乳はいかがでしょうか。

豆乳は消化が良い?悪い?

大豆は食物繊維含有量が多いため、消化吸収が難しい食材とされています。しかし豆乳になった場合は、その消化吸収率は極めて高くなります(92~98%消化吸収される)。豆乳は、大豆の組織を十分破壊して、たんぱく質や脂肪等を一旦遊離させた上で、消化の悪い繊維質(おから)を除いたものなので消化吸収が良いのです。
栄養的に優れているものの、消化吸収が難しい大豆の栄養成分を消化吸収の良いように加工したものが豆乳です。

胃もたれに豆乳が効く理由

豆乳には、胃の粘膜を保護するたんぱく質が豊富に含まれており、胃酸から胃壁を守ります。
冷たいまま飲んでしまうと胃が強く刺激されてしまうため、胃もたれには、温めた豆乳を飲んだほうがより効果的です。胃の内部を温めることで、消化を促進する効果もあり、胃を守る膜を作ってくれる働きも活発になります。温めた豆乳が飲みにくいと感じる人は、ハチミツやオリゴ糖などで甘味をプラスすると飲みやすくなります。
胃もたれになった際の対処法を述べましましたが、胃もたれ解消により効果的なのが、食べる前に豆乳を飲んでおくことでしょう。食べる前に豆乳を飲んでおくと、先に胃の内部に膜を張るような状態を作ってくれ、食べた物が胃を荒らさないようにガードしてくれるのです。

まとめ

胃もたれは、早めに適切な処置をすることで大幅に改善・予防することができます。脂っこいものや甘いもの、香辛料の多用はできるだけ避け、よく噛んでゆっくり食べ、年末年始で乱れてしまった食生活を見直して、早めに普段の食生活に戻るよう心がけましょう。

また、普段から意識的に胃にやさしい飲み物をとるようにしておくと、胃に負担をかけないばかりでなく、消化機能を高めることも期待できます。
胃の健康を考える一歩として、今年から豆乳生活を始めてみませんか。

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