豆乳を取り入れ、新生活を乗りきろう

豆乳生活をより楽しんでいただくため、本コーナーでは、カナダ在住のファッションエディター高橋香奈子さんにご登場いただき、お仕事の中で感じた豆乳について、そして生活で得た豆乳情報について発信していただきます。


まわりの人の話を聞いたり、SNSなどを見ていると、以前より少しずつ国内旅行の需要が高まっているように感じます。皆さんも、国内旅行のご予定はありますか?国内旅行の魅力のひとつは、その土地ならではの食事ですよね。現地の美味しいお店に足を運ぶのはもちろん、朝からホテルの朝食バイキングで豊富な種類のメニューが並んでいるのも心がときめく光景。あまりに美味しい食べ物ばかりで、むしろ旅行中のほうがバランスの良い食事ができているかもと思うほど(笑)。
さて、私が最近海外のホテルで見つけたのは、ドリンクコーナーに牛乳と並んで、豆乳やアーモンドミルク、オーツミルクが並んでいるところ。国内旅行のバイキングでも最近そのように変わってきていると聞きます。以前は、牛乳しか選択肢がなかったのに、植物性の牛乳代替飲料が一般的になっているのだと実感しました。それぞれの好みや体質に合わせ、自由に選べるのは本当に素敵なことですよね。話を戻しますと、3種類のドリンクが並んでいたときに、私が真っ先に選択したのは豆乳です。なぜなら、そのホテルはバイキングとはいえども、「コンチネンタルブレックファスト」と呼ばれるかなり簡単なもので、パン、卵料理、ウインナー、ベーコン、シリアルなどだったからです。旅行中はある意味体力勝負なので、たんぱく質が多い豆乳でスタミナを確保。普段の食事では不足しがちな鉄分も豆乳で補えます。カルシウムや食物繊維もたっぷり摂りたいなら、アーモンドミルクやオーツミルクも一緒に取り入れるとより効果的。
ところで、なぜ私が海外のホテルにいたのかと疑問に思った方もいるでしょう。これまで私のコラムを読んでくださっている方の中には、もしかしたらピンときた方もいらっしゃるかもしれませんが、私はこの夏、息子と2人でカナダに引っ越しました。4月のコラムで「移住」が今年の目標と紹介させていただいたのですが、それを実行したのです。息子は現地の小学校に留学生として入学し、私はカナダからリモートで日本の仕事をしています。私自身は学生時代に短期留学したことはあったものの、海外に自分で部屋を借りて、長期的に住むのは初めての体験なので、ゼロから生活を整えていくことの大変さを深く実感中。子供の送迎に、自分の仕事、生活ができるための買い物や準備で、毎日があっという間に過ぎていきます。

そんな中、カナダのスーパーマーケットに来て驚いたのは、牛乳を売っているのと同じくらいのスペースで、豆乳やアーモンドミルク、オーツミルクなどの植物性の飲料が展開されていることでした。なので、選ぶのも楽しくて、今は色んなメーカーの中から自分好みのものを探そうと、試している最中。豆乳もそうですが、納豆や豆腐など、日本より値段は高いのものの、近所のスーパーで売られているので、食材と調味料さえ揃えれば、日本と同じような食事を作ることができます。
また、私がカナダに来て最初に仮住まいをしていた場所は、カナダの中でもおそらく健康意識の高い人が多い街だったようで、街の中に多くのフィットネスクラブがありました。そして、近くにはプロテインドリンクやスムージーのお店が並んでおり、そこでも牛乳の代わりに豆乳を使うアレンジができたり、大豆をベースにしたプロテインが多く扱われていました。それ以来、自宅で成長期の息子に飲ませているプロテインを豆乳で作るようにしてみました。
ハンバーガーやステーキなども大好きですが、栄養価の高い豆乳や大豆製品を積極的に取り入れ、体力のいる新生活を乗り切っていこうと思います。


なお、この記事は、カナダ在住のファッションエディター高橋香奈子さんによるコラムを転載しています。

プロフィール
ファッションエディター。女性誌の編集を始め、ウェブ媒体やファッションブランドのカタログ、広告のディレクション、書籍の編集などをおこなう。好きが高じて、旅行ガイド本『子連れGUAM-ラクチン・ストレスなし・子供も自分も楽しめるいちばん近い海外リゾートー』(ワニブックス刊)も出版。仕事の息抜きは、美しいビーチリゾートへ旅行して息子とべったりすること。

【Instagram】
@takahashi_kanako_

(2022年10月発行ソイミルクニュース40号掲載コラムより転載)

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